1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:57:03.33 ID:OrDdQRja0


まじでこんなの日本の山にいるのか

20100415hennnamono02







157 名前:麺。 ◆nPMQvXTOWQ [] 投稿日:2012/08/11(土) 02:18:23.15 ID:yqQZN12E0


>>1の画像が首の無い何かの生き物に見えてきた









3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:58:13.69 ID:Zxkt2JA00


口の中入りたい









6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:00:17.14 ID:OrDdQRja0


>>3
無理無理
怖すぎだろ







32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:15:59.47 ID:OrDdQRja0


しかもこいつが赤ん坊みたいになくんだぞ
夜きいたら絶叫するわ







10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:02:18.59 ID:bEOplAxN0


キャンプ場ででたとかいう話の奴か
わりと怖かった覚えがある



28 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/04/12(月) 21:32:18.85 ID:2bUCQkZX0


犬撫でながら本読んだりしてたんだけど
22時くらいかなそろそろ寝ようと思って
電気を消そうと思ったんだけど
外から猫みたいな声が聞こえたんだよね
猫っていってもニャーとかじゃなくて
発情期とかに赤ん坊の泣き声そっくりの
猫の鳴き声、多分聞いたことある人は多いだろうけど
そんな感じの声
俺も最初は赤ん坊かと思ったけど
俺の実家のまわりは結構野良か飼われてるのかわからないけど
猫が多くて発情期になると毎年のようにその声が聞こえてたから
慣れてた。でも山に猫っているもんなのかなとふと疑問に思ったわけ


33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/04/12(月) 21:37:17.82 ID:2bUCQkZX0


ボーイスカウトとかやってたから
キャンプは結構場数を踏んでるんだけど
山で猫は正直見たことはなかったわけよ
それに猫は住宅地とかえさの多いところにいるイメージがあるし
ほんとに捨て子でもいるのかと思って犬と一緒に外に出たわけよ
俺がテントをはってたのは一番広いテントサイトだったんだけど
そこからちょっと行ったところに集団でキャンプしたりすると
キャンプファイアーとかする広場があるんだけど
その赤ん坊の泣き声っぽいのはそこから聞こえてくるみたいで
広場のほうを見たわけよ
外灯とかないからもちろん真っ暗なわけだけど
さっき言ったランタン型のLEDのやつをテントにぶらさげてるやつとは別に
もう一個持ってきててそっちを持って広場のほうに向かったわけ
すると犬がいきなり広場にむかってほえ始めた


38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/04/12(月) 21:43:36.22 ID:2bUCQkZX0


うちの犬は人にほえたりはあんまりしない犬で
むしろ知らない人にも撫でてもらいに進んでいくタイプ
ほんとに滅多にほえないからちょっとびっくりしたわけよ
真っ暗闇とはいえ次第に目も慣れてくると
広場の全体を見渡すことができるようになってきた
ところどころに結構雑草が生えてるんだけど
学校の運動場みたいな感じだった
そこのちょうど真ん中
ほんとキャンプファイアーをするところに
何か変なものがあった、この場合いたと言ったほうがいいかも
大きさは冬用の寝袋くらいでなんていうか巨大な芋虫みたいな感じだった
最初は熊の子供かなんかかと思ったんだけど
今まで鹿ぐらいしか山の動物と遭遇したことなかったんで
何なのかまったくわからなかった
でも間違いないのはその変なものが赤ん坊みたい泣き声を発していた


46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/04/12(月) 21:52:08.15 ID:2bUCQkZX0


雨はあがってたんだけど
地面はまだぬれてて
広場のほうにはたくさん水溜りもできてた
ちょっと怖かったけど何か確かめたい好奇心で
その変なものに近づいたわけよ
なんつーか魚が飛び跳ねてるみたいな動きしてた
それが動くたびにビチャビチャっていう音が変に大きく聞こえた
うちの犬はまだほえてたけど
俺と一緒にそれに近づいてくれた
距離でいうと5mくらいまで近づいたんだけど
大体どんな姿形をしてるのか分かった
冬用の寝袋に毛を生やした感じ
毛っていうよりヤマアラシの針?っぽい感じがあった
虫っていうよりやっぱり動物だった
見えてたのはずっと後ろ姿っぽかったんだけど
いきなりこっちを振り向いた
体が金縛りにあったみたいに動けなかった
なんていうか顔らしきものは
触覚?みたいなのが
 ・
・ ・
こういう位置でついてて
その先に目玉みたいのがついてたように見えた
ナメクジかカタツムリみたいな感じ


56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/04/12(月) 21:57:31.71 ID:2bUCQkZX0


顔はその触覚みたいなの3本と
その3本の中央に穴が1つ
顔の下と思われる場所には
髭っぽいのが生えてた
目があったっていう表現はおかしいかもしれないけど
こっちを見つめてる感じがした
1秒か2秒くらいの間だと思ったんだけど
自分の中ではすごく長く感じて
音もなにも聞こえなかった
犬がずっとほえてるはずなのにほえてる声も聞こえなかった
さすがにちょっとやばいと思ったときに犬が
俺の靴を噛んで後ろにひっぱってくれて
金縛りにみたいになってるのがとけた
とりあえず俺はそのまま犬と一緒にテントまで走って戻ったよ

http://blog.livedoor.jp/nicovip2ch/archives/1643425.html









129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:00:11.30 ID:SPS3zjWt0


石川県民だけど怖すぎワロタwwwwwww
ワロタ・・・・怖くて眠れん・・・・







57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:28:47.08 ID:AJm6+grF0


俺もガスガンの銃口を入り口に向けたまま身構えてた
テントの入り口のほうから声がした
男の子か女の子か分からないが
舌打ちのような音の後にとにかく子供らしき声が
「ッチ…ッチッ…イトッ…シャ…ノウ」
「イ…トッシャ…ノゥ…ッチ…チッ」







62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:29:29.82 ID:OrDdQRja0


>>57
結局このイトッシャノウってなんなんだろ








64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:30:36.75 ID:AJm6+grF0


>>62
さっきよんだが
(私に会ってしまって)可哀想だねぇ・・・
みたいな意味らしい







173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:31:57.07 ID:kjTIcDRu0


会っちゃったね、私と。
あなたかわいそう、私と会っちゃって。

みたいなかんじなのか?






178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:34:34.21 ID:zt4kdK/10


>>173
これが美少女だったらいいのに







2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:57:58.34 ID:AJm6+grF0


なんやよう分からんなぁ







4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 00:58:27.05 ID:OrDdQRja0


>>2
野槌?ともいわれてた







9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:02:08.64 ID:aGHLDhbn0


野槌なら聞いたことある 毛の生えたでかいムカデみたいな奴だろ

SekienNodzuchi







15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:04:50.48 ID:OrDdQRja0


>>9
そんな感じらしい
しかもしゃべる?
神みたいなもんだとかかいてあったけどなんなんだろう







28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:13:56.03 ID:aGHLDhbn0


野槌


野之霊、之豆知とも表記される 槌型をした怪蛇で、槌の子の類とされる
その名は古くから知られており、古事記、日本書紀には
萱野姫(カヤノヒメ)の別名として野槌の名が出てくる
古事記には、カヤノヒメはイザナギ、イザナミが
天地山海樹木の次に生んだ野の神 草の親神として記され
兄弟神の山の神であるオオヤマヅミと夫婦になり、初診を産んだとある



34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:16:48.92 ID:aGHLDhbn0


記紀神話にはカヤノヒメが蛇だという記述が見受けられないようだが、
オオヤマヅミが蛇体だとする説があることから、
カヤノヒメも蛇体の神とみてよさそうである

時代が下って仏教が盛んになると、野槌は仏教説話の中にも取り入れられるようになり
鎌倉時代の沙石集には、徳のない僧侶が野槌に生まれ変わったという話がある


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:18:25.99 ID:aGHLDhbn0


仏法を己の名利のために学び、口は達者だが知恵の目が無く、信の手もなく、
戒めの足もない僧侶は、死してから口だけはあるが
目鼻や手足はない野槌に生まれ変わるという内容である





125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:57:56.02 ID:R6pCeMH30


蛇のようだが、直径15センチ、体長1メートルくらいで、太さの割りに短い。
頭のてっぺんに口がある以外は目も鼻もなく、
ちょうど柄のない槌のような形をしている。
深山に棲み子ウサギやリスを食べる。時には人を喰うとされた。

奈良時代の歴史書『古事記』や『日本書紀』では
草の女神カヤノヒメの別名とされ、山野の精とされた。
記紀神話にはカヤノヒメを蛇とする記述は見られないものの、
夫のオオヤマツミを蛇体とする説がある。

後に仏教が普及すると、カヤノヒメが霧の神、暗闇の神、
惑わしの神を産んだとされることから、野槌は妖怪変化を産む神とみなされ、
野槌自体も次第に妖怪視された。
また仏教説話中にも取り入れられており、
鎌倉時代の仏教説話集『沙石集』には、
徳のない僧侶は深山に住む槌型の蛇に生まれ変わり、
生前に口だけが達者で智慧の眼も信の手も戒めの足もなかったため、
野槌は口だけがあって目や手足のない姿だとある。

江戸時代の百科事典『和漢三才図会』によれば、和州(現・奈良県)
吉野山中の菜摘川(夏実川)や清明滝(蜻螟滝)でよく見かけるもので、
野槌の名は槌に似ていることが由来とある。
深山の木の穴に住み、大きいものでは体長3尺(約90センチメートル)、
直径5寸(約15センチメートル)、人を見ると坂を転がり下って人の足に噛みつくが、
坂を登るのは遅いので、出くわしたときには高いところへ逃げると良いという。
民俗伝承においては奈良県のほかにも徳島県、北陸地方、中部地方に伝承されている。
また、シカを一飲みにする、転がってくる野槌に当たると死ぬ、
野槌に見つけられただけでも病気を患ったり、高熱を発して死ぬともいう。

鳥山石燕は『今昔画図続百鬼』で、全身毛だらけの野槌がウサギを食べる様子を描いており、
解説文で「草木の精をいふ」と述べ、その形状を『沙石集』からの引用で
「目も鼻もなき物也といへり」と述べている。

ツチノコは、野槌に似ていることから名づけられた名前である。
あるいは一説に、ノヅチの伝説の元になった実在の生物ともいう。
昭和40年頃には、野槌の伝承はツチノコとしてほぼ統一されている。

黄表紙『妖怪仕内評判記』(ばけものしうちひょうばんき)にも
野槌が登場するが、こちらはのっぺらぼうのように目鼻のない人型の化け物で、
頭の上の大きな口で物を食べる姿として描かれている。
同様の異形は『奇異雑談集』にも登場しており、「目鼻がなく、口のみある」
という野槌の形態の一つとして考えられていたようである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/野槌



要はツチノコとは別の生き物らしい







39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:20:12.15 ID:OUFYJ3eK0


メガテンでノヅチ殺しまくってたから
大して怖くねえだろと思ってたのにあのスレ見て戦慄した







27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:13:07.08 ID:kzWGWq03I


コピペだけどシシノケの詳細

シシノケって四肢が無い=『四肢除け』だっていうんだけど
「カモシカを食べたりするという話が残ってるらしい」とかいうことからすると
『獣(鹿・猪)退け』=獣を(食べて)どっかにやっちゃうっていう字面の方が
相応しいんじゃないかなあ、と勝手に考えてみたりする。

無いっていうことに除けるって言葉を使うのかどうか疑問。

イトッシャノウって鳴声(?)が「いとしい」=かわいそうの金沢方言と
一致することからして、鳴声じゃなくて言語として発していたとすれば
その土地の人間と交流を持っていたか、
元はその土地の人間かのどちらかに違いないわけで。

・・・まあ、もろなおは不勉強なのでよくわかりませぬ。






211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 04:07:45.01 ID:y55shNsw0


かつての集落は外との繋がりが全く無かったために近親婚が多く見られ
結果として今よりも奇形児や障害児の出生率が非常に高かった
これは外界から訪れた人間の新しい血を入れるという
マレビト信仰の一面としても見られるものである

そして昔の集落では働けない者、満足に動けない者を養うほどの余裕は無かったため
そうして生まれた奇形児や障害児などは姥捨てと同じく口減らしをされる事になる
その一つとして山村などでは山の神への奉げ物として生け贄にされる事例が多く見られた

そうして奉げられた者は山の神に取り込まれる事になり
それらがやがて姿形を変えて現れた物として
シシノケの様な禍物が語り継がれるようになった
つまりは

生け贄として奉げられた奇形児
→腕や足が欠損していたり姿形が違う
→それらが転じる
→四肢が無い禍物→四肢無怪(シシノケ)

イトッシャノウとは方言で「可愛そうになあ」
つまり生まれて来たものの満足に生きる事が出来なかった事への嘆きであり
それがいつしか鳴き声として伝わるようになったのである






131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:02:39.27 ID:wSzBUQSh0


山歩き回ってるけどこんなやつ見たことねーよ
なんか見覚えはあるけど







133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:04:02.79 ID:OrDdQRja0


>>131
見覚えあるのかよ







161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:20:55.25 ID:OrDdQRja0


どんな感じだった?








162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:23:50.44 ID:wSzBUQSh0


>>161
だいたい>>1の画像であってる
毛むくじゃらで色が茶色で目も飛び出していて、口のような穴が開いてた

俺もあれ以来ずっと気になってるんだけど、
正体はわからなかった







168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/08/11(土) 02:30:28.09 ID:FkYrVks90


会うと死ぬのか
喰われるのか
見てるだけで、追うと逃げるのか。
これは一概に言えなさそうだな。







139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:06:56.95 ID:zt4kdK/10


実際山には怖い話が山程あるしな







44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:22:26.85 ID:xK5IXuEi0


この手の妖怪話ってロマンあって良いよな
怪奇現象とかも良いけど夏は妖怪だよな
所でさっきから凄い力で肩捕まれてるんだけど…






45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:23:32.90 ID:OrDdQRja0


>>44
やめろ
怖いだろ






143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:08:07.22 ID:YfKr2JK+0


山の主だかっていう洒落怖もあったよね
あれも毛むくじゃらで触角なかった?似てない?







145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:08:55.11 ID:OrDdQRja0


>>143
それは初めてきいた







159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:19:09.65 ID:YfKr2JK+0


>>145
あった、土着信仰だ
間違えたごめん


214 土着信仰 sage 2009/06/22(月) 04:24:58 ID:tBdN5rFB0


俺文才ないし、誤字脱字もありまくるかもしれないが、カバーしてほしい

えっと、俺の親の実家の墓には、明治以前の遺骨が入ってない
何故かというと、その実家がある山奥の集落には独自の土着信仰があってなかなか仏教が定着しなかったから
というか、明治まで寺という概念がなかったらしい
その『土着信仰』なんだけど、けっこう特殊な物だった
とあるホラーゲームの影響で、俺は学校のレポートの題材にそれを選んだ
そもそも土着信仰とは、外界との交わりのない集落において発生する集団睡眠が発展したようなものだと俺は思っていたから、その『土着信仰』を信じてなかった
正直霊的な物とも無縁だったから、この話を洒落怖スレに投稿する事になるとは思ってなかったけどね
まあ、それでその『土着信仰』は、簡単に言うと山を信仰していたという感じのものだった
その、俺の祖先ともいえる人々が住んでいた集落は山に囲まれたところにある
もちろん海なんて馬鹿のように遠いし、前述のように仏教より土着信仰が定着するような世界だったから食料はほとんどが山の幸だった

魚も山の川で取れる物、畑も山から流れ出る川の水が必要不可欠であったし
季節の山菜も大切な食糧であった、もちろん猪や熊といった動物の肉も山無くしては得られない
山に支えられて生きてきた集落だったから、独自の『山中心の輪廻思想』が作られた
山の作った糧を得て、生活を営み、死んだら山に還り、山の養分となり糧を生み出すって感じ
そこで、また独自の埋葬方法が生み出された
それについては、後で述べたい

ただ、俺は集落で聞き込むうちに、山が神格化さていた訳ではなく
山に住む神様に対する信仰があり、そこから『山中心の輪廻思想』ができていたと知った
それが問題だった



215 土着信仰2 sage 2009/06/22(月) 04:27:24 ID:tBdN5rFB0


その山に住む神様を、俺は簡単に『ヤマガミ』と呼ばせてもらう
そのヤマガミ様の何が問題かというと
よくある鶏が先か卵が先かの話に例えたい
信仰対象であるものが同じもの、山=神様、の場合
鶏=卵、であり、どちらを先にしてもどちらも同じものなのだから問題ない
しかし、山=神様でないとすると
山が先にあり、信仰されていたから、そこに神様が生み出されたのか
それとも、神様がいたから、その山が信仰の対象になったのか
と、鶏が先か、卵が先かの問題が始まる
聞き込みを鵜呑みにするのなら、後者で間違いないのだが
俺は山に住む神様だの、幽霊だのに俺は会ったこともないのだから信じていなかった
集団催眠として扱うのなら圧倒的に前者のほうが楽だったこともあり
俺はそのヤマガミ様の調査を始め、存在を否定しようとした

まず、以前聞き込んだ家も含め家々を訪ね、ヤマガミ様について聞き込んだ
『おじいちゃんのおじいちゃんが見たことがあると、おじいちゃんから聞いたことがある』byよぼよぼのおばあちゃん、といった骨董品的な目撃情報や
ご丁寧に目撃した人物、場所、時間、ヤマガミ様の格好、反応をまとめて本のようにされた物もあった
結果、2日かけて目撃情報を集めたのだが
面白いことが2つ分かった

が、その前に、その集落独自の埋葬方法について説明させてほしい
死んだ人間を棺桶に入れる所までは変わらないが
その棺桶を、故人の家族が交代で担ぎ、近所の村人たちが鈴を鳴らしながら
山の中腹辺りにある割れ目まで運び、棺桶ごとそこに投げ込むといったものだ
その割れ目がかなり深いものらしく、底に落ちて行った棺桶は山と融合し
死者は大地に還る、ということらしい
割れ目の淵には石の塔があるのみで、墓というよりは儀式の場所に近いものと聞いた



216 土着信仰3 sage 2009/06/22(月) 04:28:37 ID:tBdN5rFB0


さて、面白い事の1つは、その埋葬方法から、普通の火葬し墓に埋める方法に変わってから、ヤマガミ様を見たものはいないということ
これは、山を信仰する儀式の風化により、ヤマガミ様を信じる人間がいなくなったためだとも考えられる
つまりこれは集団催眠だと証明するにおいてかなり強いカードになる
そして、もう1つ
外見が一部分以外バラバラだということ
あるときは猪の体だったり、人型だったり、羽があり飛んでいたりと、外見が一部を除いてバラバラだった
同じ一部分というのが、顔だ
全て、石のような丸い顔に、白い苔が生えていてフサフサしていて
目の位置には触角のようなものがある、という事だった
これも、インパクトのある部分以外違っているということ
つまりこれも集団催眠だと証明するにおいて強いカードだ
しかも、ヤマガミ様は遠巻きに人を見ているだけで、逃げても追ってこず
追いかけると逃げ出すだけだった
つまり、話しただの、遊んだだの、直接的な接点は無く、遭遇者全員がただ見ただけであった

ここまで調べると、あとは儀式の場を見に行って
僕も探してみましたが現にヤマガミ様に会いませんでしたからそんなもんいません
という事にしよう、と俺は布団に入った

翌日、バイクで近場のスーパーへ20分かけて行き
スポーツドリンクと、ポテトチップスのうす塩とコンソメ
ガム類、チョコ、おにぎりを買った
出発は午後2時を計画していた、話を聞くに徒歩30分ほどでその場所には着くらしい
一応聖域だということで、祖母に渡された線香と、買い込んだ菓子類をリュックに詰めて
俺はその『聖域』に向かった



217 土着信仰4 sage 2009/06/22(月) 04:31:10 ID:tBdN5rFB0


砂利道を歩き、沢を超えたところで、もう本当に森の中だった
何年使われてないのか分からないが、荒れ放題だった
俺はポケットからイヤホンを出し、携帯に繋いで音楽を聴きながら歩いた
木の根っこを踏み越え、笹をよけて行きながら、地図を確認し
このまままっすぐでいいことを確認すると、俺はリュックの脇にさしてあったペットボトルを抜き、スポーツドリンクをラッパ飲みした
太陽が見えて、手をおろして、前を向いたらそこで30mほど先に『ヤマガミ様』を見た
すごい不思議な感覚だった、ペットボトルを手に提げたまま俺は硬直していた
人型だった、全身真っ白で、顔が本当にフサフサした苔のような白い何かで覆われていて
目があるところに触角みたいなものがあった、口は見えなかった
モリゾーだっけ、あれから目と鼻と口と色を引いて触角だけを付けたような感じだった
耳元でなっているはずの音楽も聞き取れないような、もうほんとうの無音だった
手足の感覚が無くて、目も反らせないまま、頭だけが動く、金縛りみたいだった
ヤマガミ様も俺を見ていた、異常なほど体感速度が圧縮されたみたいに長い時間があった
すると、ヤマガミ様が視界の中で大きくなってきた
俺はヤマガミ様の全身を見ていた、ヤマガミ様の手も足も動いてないのを確認していた
俺は立ちすくんでいた、足が前に進めるなら逃げ出している



218 土着信仰ラスト sage 2009/06/22(月) 04:32:35 ID:tBdN5rFB0


ヤマガミ様が大きくなっているように見えたのは、何のアクションも無くこちらに接近してきていたからだと気付いた
あと10mほどの距離という所で、唐突にあることに気づいた
いままで近づいてきたという例は無かった
もし、ヤマガミ様が人を食うとしたら?今まで崖に落とされた棺桶の中の死体を食べていたとしたら?人里に糧を与えていたのも人間がいなくなり死体を食えなくなるのを防ぐためとしたら?何十年も人を食えないで腹を空かしてたとしたら?俺が格好の餌としたら?
歯がガチガチ言った、距離はあと5mくらいだった、俺よりも2回りも3回りもおおきかった
ヤマガミ様の顔の触角の下あたりの生物であれば口がある部分がモゴモゴ動いた
俺は死を覚悟しようとしてしきれずガタガタ言っていた
ヤマガミ様の顔が視界から消えた、石のような見た目の腹が目の前を埋め尽くした
ヤマガミ様がしゃがみこみ触角が俺の顔の真ん前にあった、口の位置がモゴモゴしていた
「ひっ」という声が出た、何かが頭に触れた、八つ裂きにされ食われると覚悟した
「さむしい。さみしい。さびしー。さむしい。」
俺にはそう聞こえた、気付くと俺はペットボトルを手に立ち尽くしていた
耳元で鳴る曲はスポーツドリンクを飲んだ時と変わっていなかった

俺は耳からイヤホンを外すと、地図を確認し割れ目の淵まで歩いた
石碑がたっているだけの、谷みたいな場所だった
俺は持ってきたポテトチップスうすしおの袋を開け、一枚取り出すと齧った
そして、袋の端を掴んで、割れ目の中に撒いた
コンソメ味も開け、一枚食べながら、同じように撒いた
線香に火を付けると、地面に立て、チョコを半分脇に置いて俺は帰路についた

結局、自分の体感したものが何だったかはよく分からないし
俺も調べていくうちに催眠にかかったのかもしれない
締め方が分からないけど、土着信仰ってなんか素敵だよな

http://syarecowa.moo.jp/216/10.html










147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 02:11:07.75 ID:SD25QsIw0


祟り神じゃ!








94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:43:58.78 ID:kzWGWq03I


シシノケとヤマノケって何か関係してそう


167 1/3 2007/02/05(月) 22:47:31 ID:uuWi3n130


一週間前の話。
娘を連れて、ドライブに行った。
なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。
で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。

娘の制止が逆に面白くって、どんどん進んでいったんだ。
そしたら、急にエンジンが停まってしまった。

山奥だからケータイもつながらないし、車の知識もないから
娘と途方に暮れてしまった。飯食ったドライブインも歩いたら何時間かかるか。
で、しょうがないからその日は車中泊して、次の日の朝から歩いてドライブイン
行くことにしたんだ。

車内で寒さをしのいでるうち、夜になった。
夜の山って何も音がしないのな。たまに風が吹いて木がザワザワ言うぐらいで。

で、どんどん時間が過ぎてって、娘は助手席で寝てしまった。
俺も寝るか、と思って目を閉じてたら、何か聞こえてきた。

今思い出しても気味悪い、声だか音だかわからん感じで

「テン(ケン?)・・・ソウ・・・メツ・・・」って何度も繰り返してるんだ。

最初は聞き間違いだと思い込もうとして目を閉じたままにしてたんだけど、
音がどんどん近づいてきてる気がして、たまらなくなって目を開けたんだ。




168 2/3 2007/02/05(月) 22:48:10 ID:uuWi3n130


そしたら、白いのっぺりした何かが、めちゃくちゃな動きをしながら車に近づいて
くるのが見えた。形は「ウルトラマン」のジャミラみたいな、頭がないシルエットで
足は一本に見えた。そいつが、例えるなら「ケンケンしながら両手をめちゃくちゃに
振り回して身体全体をぶれさせながら」向かってくる。

めちゃくちゃ怖くて、叫びそうになったけど、なぜかそのときは
「隣で寝てる娘がおきないように」って変なとこに気が回って、叫ぶことも逃げることも
できないでいた。

そいつはどんどん車に近づいてきたんだけど、どうも車の脇を通り過ぎていくようだった。
通り過ぎる間も、「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」って音がずっと聞こえてた。

音が遠ざかっていって、後ろを振り返ってもそいつの姿が見えなかったから、ほっとして
娘の方を向き直ったら、そいつが助手席の窓の外にいた。
近くでみたら、頭がないと思ってたのに胸のあたりに顔がついてる。思い出したくもない
恐ろしい顔でニタニタ笑ってる。

俺は怖いを通り越して、娘に近づかれたって怒りが沸いてきて、「この野郎!!」って
叫んだんだ。
叫んだとたん、そいつは消えて、娘が跳ね起きた。

俺の怒鳴り声にびっくりして起きたのかと思って娘にあやまろうと思ったら、娘が
「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
ってぶつぶつ言ってる。


169 3/3 2007/02/05(月) 22:48:49 ID:uuWi3n130


やばいと思って、何とかこの場を離れようとエンジンをダメ元でかけてみた。そしたら
かかった。急いで来た道を戻っていった。娘はとなりでまだつぶやいている。

早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。ようやく街の明かりが見えてきて、
ちょっと安心したが、娘のつぶやきが「はいれたはいれた」から「テン・・ソウ・・メツ・・」に
いつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。

家に帰るにも娘がこんな状態じゃ、って思って、目についた寺に駆け込んだ。
夜中だったが、寺の隣の住職が住んでるとこ?には明かりがついてて、娘を引きずりながら
チャイムを押した。

住職らしき人が出てきて娘を見るなり、俺に向かって「何をやった!」って言ってきた。
山に入って、変な奴を見たことを言うと、残念そうな顔をして、気休めにしかならないだろうが、
と言いながらお経をあげて娘の肩と背中をバンバン叩き出した。

住職が泊まってけというので、娘が心配だったこともあって、泊めてもらうことにした。
娘は「ヤマノケ」(住職はそう呼んでた)に憑かれたらしく、49日経ってもこの状態が続くなら
一生このまま、正気に戻ることはないらしい。住職はそうならないように、娘を預かって、
何とかヤマノケを追い出す努力はしてみると言ってくれた。妻にも俺と住職から電話して、
なんとか信じてもらった。住職が言うには、あのまま家に帰っていたら、妻にもヤマノケが
憑いてしまっただろうと。ヤマノケは女に憑くらしく、完全にヤマノケを抜くまでは、妻も
娘に会えないらしい。

一週間たったが、娘はまだ住職のとこにいる。毎日様子を見に行ってるが、もう娘じゃないみたいだ。
ニタニタ笑って、なんともいえない目つきで俺を見てくる。
早くもとの娘に戻って欲しい。

遊び半分で山には行くな。

http://syarecowa.moo.jp/157-1/11.html








100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:47:38.81 ID:OrDdQRja0


>>94
あれは女につくんだよな?
テン…ソウ…メツってなんなんだろう








77 名前:マルクス・アウレ(ry ◆7F0PNXpEXxCn [] 投稿日:2012/08/11(土) 01:34:03.68 ID:NuKllN2V0


姦姦蛇羅のが怖い

http://syarecowa.moo.jp/271/8.html





81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:35:00.46 ID:OrDdQRja0


>>77
あれは巫女さんが可哀想







101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:47:53.72 ID:/FrrpOWN0


広島にUMAとかいねえのかよ
いたら調査に行きたい






102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:48:16.22 ID:QVvckwro0


>>101 ヒバゴン!

300px-Hibagon


http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒバゴン




106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:51:15.61 ID:/FrrpOWN0


>>102
ちょっと遠いけど行ってみたいなあ






118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/08/11(土) 01:55:11.45 ID:YfKr2JK+0


世界には人間が把握しきれてない動物がいっぱいいるんだろうなぁ


タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由
図説 日本妖怪大全
[超保存版]UMA完全ファイル これが地球「超」シークレットゾーンにうごめく未確認生物たちの生態だ



元スレ:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344614223/





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