1: 第四帝国宣伝相 03/09/28 10:01

彼こそ20世紀最高の政治家だと思うのは漏れだけ?

http://ja.wikipedia.org/wiki/ヨーゼフ・ゲッベルス

パウル・ヨーゼフ・ゲッベルスは、ドイツの政治家。国家社会主義ドイツ労働者党第3代宣伝全国指導者、初代国民啓蒙・宣伝大臣。「プロパガンダの天才」「小さなドクトル」と称され、アドルフ・ヒトラーの政権掌握とナチス党政権下のドイツの体制維持に辣腕を発揮した。敗戦の直前、ヒトラーの遺書によってドイツ国首相に任命されるが、直後に家族とともに自殺した。
200px-Bundesarchiv_Bild_146-1968-101-20A,_Joseph_Goebbels





3: 第四帝国宣伝相 03/09/28 10:38

彼がいなければ第三帝国誕生はありえなかった。
ヒトラーだけではナチスが合法的に政権を取る事はできなかったはず。
ゲッベルスとナチ宣伝戦―一般市民を扇動する恐るべき野望

7: 世界@名無史さん 03/09/28 12:21

  大衆へのプロパガンダは、護送船団方式でなくたはならない
  ハリウッド映画が実在しない典型的アメリカ人を作り出す機能を持つことに着目
  プロパガンダを娯楽の中にくるむ大切さも知っていた


18: 世界@名無史さん 03/09/29 23:45

ラジオ放送、映画などでナチス党を宣伝し、35年には人類初のテレビ放送を開始


20: 世界@名無史さん 03/09/30 00:11

政治家ではないでしょ。飛躍してしまうが大衆心理を操作する
現代のマスマーケティングには影響を与えているかもしれない。
アングリフの広告とかね。


26: 世界@名無史さん 03/10/05 10:41

ゲッペルも過大評価だよな。
ナチの行進やら宣伝方式もゲッペル以前から行っているし、組織人としたら評価に値するか?


27: 世界@名無史さん 03/10/05 19:56

 娯楽の大切さを知ってた点は先駆だと思う


62: 世界@名無史さん 03/11/16 20:55

しかし、彼(ゲッペルス)の理論は、戦後の、
政策的な世論操作や広告宣伝によるマーケティングにも活用されている。

善悪は別として、歴史的に影響力が強い。


100: 世界@名無史さん 04/02/18 15:26

ミッドウェーの大敗北を
最後までコソコソ隠し続けた大本営

スターリングラードの自軍壊滅を国民に赤裸々にバラしてしまい
「これは我々の敗北なのか?否、始 ま り な の で あ る!」
と大演説したゲッベルス


108: 世界@名無史さん 04/02/23 20:13

>>100

その演説ちょと感動した。
ゲッベルス君に関連した書籍呼んでみようとおもた。
皆さんお勧めはありまつか?


340: 世界@名無史さん 2006/02/05(日) 16:03:37 0

>>100
>ミッドウェーの大敗北を
>最後までコソコソ隠し続けた大本営

>スターリングラードの自軍壊滅を国民に赤裸々にバラしてしまい
>「これは我々の敗北なのか?否、始 ま り な の で あ る!」
>と大演説したゲッベルス


NHKの特集の中でコレに言及した理由が述べられてたね。
現実から乖離・逃避したうわべの演説は最前線の兵士から軽蔑されるだけだと。
他にも戦争以前からヒトラー、ゲーリングに見切りを付けていたりチャーチルを高く評価してたりと
非常に興味深い内容だった。


103: ♪\(■^)[^ム^](○m)/! 04/02/22 22:55

聴衆はざわついてきた。やつれた暗い顔には希望の色が浮かんできた。
向こうの方で誰かが拳を振りながら立ちあがった。
その隣りの男はネクタイをゆるめ、額の汗をぬぐった。僕の左ひとつ置い
た席の老士官は子供のように泣いていた。僕はこごえとほてりを交互に感
じた。何が起こりかけているのかまったくわからない。まるで大砲がとど
ろいているようだ。僕は万歳を叫んでいた!誰も驚きはしなかった。はる
か壇上に立っている男が一瞬、僕を見た。彼の青い目は炎のように僕の目
をやいた。神の声だ!その瞬間、僕は生まれ変わった。今や僕は進むべき
道を知った…
(1923年6月、運命の日)


119: 世界@名無史さん 04/02/29 03:17

ゲッベルスの日記ってプロパガンダ用に書いたの?
それともガチ?


120: 世界@名無史さん 04/02/29 12:30

>>119
後世の人向けプロパガンダの要素が濃い。
ガチ版を死後の評価を意識しだした「晩年」に書き改めている。
初期のガチ版でヒトラーを「ヒトラー」と表記していた個所をすべて「総統」と修正し、
実際は激しく対立していたリーフェンシュタールと仲が良かったようにしている。

で、せっかく修正したのに、なぜかガチ版も残っている。
日記というものは、おいそれとは処分できるものではないらしい。


121: 世界@名無史さん 04/02/29 23:03

澁澤龍彦の本には
ヒトラーへの忠誠もナチの熱狂とも一歩引いてみていた
冷徹な政治家のように書かれてたけど本当に熱狂してたのかな。
それとどこかで、公表を前提に書いたから信憑性がないとかいうのも見たし、
一度読んでみます。


124: 世界@名無史さん 04/03/06 23:30

ちょうど銀行に勤めていた頃にすごいインフレが起きて
子供らがどんどん餓死していく様を見て「なぜ教会はあの高価な正餐台を売らないんだろう。
あれを売ったお金で多くの子供たちを助けることができるのに」と
今まで信じていたカトリック教会に対して疑念を抱くゲッベルス。
マルクの暴落を利用してインサイダーに手を染める同僚の姿。
彼がとがめても、誰もがやってることさと全く相手にされなかった。
こうした社会の不正を目の当たりにしていくうちに彼の心は
新たな神の姿を求めるようになった。


138: 世界@名無史さん 04/04/03 23:27

「ヒトラーのいないドイツに生きている理由は無い」とかいって
子供を道連れにしたんだっけか。
これも「一途さ」の表れであるけどちょっと子供たちは可哀想っス。
たしか前夫との息子は生き延びたと思うけど戦後どうなったか
ご存知の方いないかな。


140: 世界@名無史さん 04/04/06 05:01

ゲッベルスやヒトラーの血を継いだ人間が戦後どんな活躍をしたのか見たかったなあ(;´Д`)
子孫たちが後に結集してネオナチス結成!なんてロマン溢れるよね


179: 世界@名無史さん 04/05/05 18:55

ナチス幹部の中で唯一『まともに』教科書の類に紹介される人物。(ゲッベルスが作成したチラシ、などで。宣伝を担当したからだろう)
ヘス、ゲーリング、リッベントロップはニュルンベルク裁判の写真だけで、役職さっぱりわからんし。
ヒムラーに到っては紹介すらされないという悲惨さ。


197: 世界@名無史さん 04/05/20 04:24

ゲッベルスはベルリンで総力戦の必要を訴えた悪名高い演説(1943年)で大衆を熱狂させたあと、『私が命令すれば聴衆はビルの屋上から飛び降りただろう』と語っていたそうだね
いかにもシニカルなゲッベルスらしい感想だ


262: 世界@名無史さん 05/02/09 13:47:48 0

>>197
>悪名高い演説(1943年)で大衆を熱狂させたあと、
>『私が命令すれば聴衆はビルの屋上から飛び降りただろう』と語っていた

中国人とドイツ人ってそっくりだね。
異常に権力に執着するアホ独裁者に奴隷みたいに従って
破滅するまで突っ走る。

大躍進政策中、ある地方を訪れた毛沢東が
「すぐに誰でも好きなだけ食べられるようになる」と発言しただけで
「毛沢東様の言う通りだ」って町中の人間がありったけの食料を放出して
全員で無くなるまで食い尽くし、
遂には餓死者が続出してその地方は壊滅した。


263: 世界@名無史さん 05/02/25 01:26:44 0

>>262
まさか、本当に飛び降りはしないだろ。
アーリア人は「理性的」な民族なんだからw
むしろゲのナルシシズムの表象と読み取るべき発言。


198: 世界@名無史さん 04/05/20 08:23

彼のように、演出熱心でも、実は覚めている有能な人物像。
できるものなら、俺がなりたい。
今でも出世しそう。


199: 世界@名無史さん 04/05/20 23:14

 ヨゼフ・パウル・ゲッベルス曰く「ヒトラーとはわが理論を検証する、世界で
最も偉大なモルモットである。」


201: 世界@名無史さん 04/05/21 01:24

>>199
ゲベルスの負け惜しみが少し入っている。
ゲベルスはナチスでもあっと言う間に洗脳され、尚且つ思想の修正までしている。
ゲベルスの本音としては
「俺がなるべき筈だった」
だろう。
しかし才気溢れるゲベルスもカリスマ性や軍事指導、巧みな政治判断に於いてはヒトラーにだいぶ水を空けられていた。


225: 世界@名無史さん 04/08/24 19:05

>>201
そのへんのゲッベルスの「ちょっと成功しちゃった北一輝」的なやるせなさがまたなんとも


288: 世界@名無史さん 2005/06/12(日) 13:51:26 0

ゲッベルスの遺書 (ヒトラー遺書付記)

 総統は、私に、もし首都の防衛が崩れ去ったならばベルリンを去り、新しく任命された
内閣の首班の地位につくよう命じられた。
 私は、生涯を通じてはじめて、総統の命令を背かなければならない。妻もまたこの命
令拒否に賛同してくれている。もし私がこの命令に従うならば、総統が私たちをもっとも
必要とする今彼を見捨てることが、人間としての感情からして真にしのびないのは言う
までもないばかりでなく、私は一生、恥ずべき裏切り者、ならず者として生きのびること
となり、私の自尊心と共に国民の尊敬をも失うであろう。そしてこの尊敬こそは、私が
ドイツ国家とドイツ国民の将来のためになんらかの貢献をしたいと望むのなら、必要に
して不可欠なものにほかならない。
 戦闘がまさしく危機的な段階に達した今、総統の周囲に裏切り者が続出する中で、せ
めて誰か一人は無条件に総統のかたわらに踏みとどまり、最後を共にしなければなら
ない。それが、たとえ総統の命令にそむくものであったとしても、これこそは至上の義務
である。
 そうすることによってこそ、私はドイツ国民の将来に最善の貢献をなしうるものと確信
する。来るべき苦難の時にさいして、必要なのは生きた人間ではなく、むしろその行為の
範例である。国民生活の再建は、明確な範例がなければ不可能であるからだ。
 以上の理由によって、私は妻と共に、また私の子供たちに代わって ――彼らはまだ
幼く、みずからの意見を述べることはできないが、もし成人していたならば、ためらわず
この決意に賛成するだろう―― 私は、首都を去らぬという不動の決意を表明する。
たとえ首都が陥落しようとも、あくまで総統のかたわらにあって生を終えることを選ぶ。
私の命は、総統のかたわらにあって彼のために費やさなければ、私個人にとってなんら
の価値もないものでしかない。

一九四五年四月二十九日午後五時三十分ベルリンにて
                                               ゲッベルス


296: 世界@名無史さん 2005/07/06(水) 19:50:45 0

>>288
正直、子供を道連れにしたのは到底納得できない


414: 世界@名無史さん 2006/08/25(金) 22:06:35 0

博士もバチカンルートでも使って南米に逃亡できただろうに
最後までヒトラーに殉じたのは彼のナチズムへの傾倒か
それとも成り行き上の決断か。


418: 世界@名無史さん 2006/08/26(土) 23:14:14 0

>>414
もそうだが、彼は傾倒というより、後世に称えさせる為に
死を選んだ。ヒトラーの周りはあまりにも(本人含み)裏切りが
多かった。だから最後まで純粋な忠実者が身近に必要だ、と結論。
総統が気変わりしてベルリンを離れるなんて言わせないように
最後まで残ったそうな。
史家や世界が総統はいきているのでは?と思わせるために最後まで
考えてた。
相当端折って書いてるがこれを機会に(折れも)さらに研究してくれれば
いいなぁ、と思い書いたage


304: 世界@名無史さん 2005/07/30(土) 23:31:51 0

本人は満足して死んでいったのだろう。
ヒトラーと出会わなきゃもっと早く自殺していたかもしれないしな。
子供の件はどう思ってたんだろうな


360: 世界@名無史さん 2006/05/06(土) 12:31:23 0

ゲッベルスはよくない事も一杯したけどあの統率力と演説力、
追い込まれた状況でもヒトラーに忠誠を誓い続ける忠誠心は賞賛
に値すると思いませんか?


362: 世界@名無史さん 2006/05/06(土) 21:24:03 0

>>360 ヒトラーを最後まで裏切らず、後を追って自殺したところが、ゲーリング
    やヒムラーとは異なり、日本人の歓心を買うのでしょう。もし自分が当時
    のドイツ国民なら、恐らく信望したかもしれない。


379: 世界@名無史さん 2006/06/03(土) 02:30:04 0

理想的ドイツ人
ヒトラーの様に(国民に)人気があり、
ゲーリングの様に(女性関係に)硬派で、
ヒムラーに様に(上官に対し)従順で、
ゲッベルスの様に(知識、知能共に)頭が良く、
ハイドリヒの様に(二枚目、長身)容姿端麗の人間。

皮肉抜きで例えるとこんな感じか?


411: 世界@名無史さん 2006/08/25(金) 07:39:59 0

G博士はまさかヒトラーナチスが世界を敵にするとは
思わなかったみたいだしね。
死の覚悟があったと同時に、世界大戦が終わったら
自分の宣伝術をアメリカで使おうとも考えた。


429: 世界@名無史さん 2006/09/14(木) 17:59:37 0

生きて裁判受けてたらやっぱ死刑だったでしょうか


430: 世界@名無史さん 2006/09/14(木) 18:00:14 0

間違いなく死刑。
扇動の罪は問われただろう。
死刑に不足となれば「ベルリン大管区指導者」「総力戦指導者」
の肩書きからテキトーに引っ張ってきただろう。


432: 世界@名無史さん 2006/09/14(木) 18:15:06 0

宣伝省放送局長のハンス・フリッチェが無罪になったから
仮に博士が有罪になっても禁固20年程度で済んだんじゃない?
ユダヤ人虐殺には直接関与してないし。


447: 世界@名無史さん 2006/09/18(月) 22:36:07 0

返す返すも口惜しいのはゲッベルスの総力戦総監就任が遅れたことだ。
物的資源はシュペーア、人的資源はゲッベルスと早期に振り分けていれば・・・
さらにこいつの献言にしたがって占領地に政府樹立させとけば、
少なくとも独ソ戦には勝利の希望も持てたのだが。
間違いなくナチスではヒトラーと並ぶ政治的天才だな。
まあ、ナチが勝利する世界なんて俺は嫌だが。


ゲッベルスとナチ宣伝戦―一般市民を扇動する恐るべき野望
炎と闇の帝国―ゲッベルスとその妻マクダ
ゲッベルスの贈り物

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